あらすじ

まだ天候の不順が続いていた時代のお話。ある日、男が慌てて治療家ア サオ先生を連れに来た。
何でもおとめヶ原に神鳴様が落ちたらしい。 急いで行くと恐ろしい形相の神様が野原に倒れている。
雲間から落ちて腰を打ったので動けないらしい。 おまけに怖がりで痛い治療も熱い治療も NG だという。
アサオ先生の優しく患部に触れる「手当て」を懇願し、おかげで元気を取り戻した神鳴は治療費の代わりにこの世の天候の安定を約束して昇天 する。
天気は落ち着き、作物は実り、気象病も減ったのである。